スマホアプリも常にアップデートされていくので、直近のSSアプリ加工界隈でよく利用されているであろうアプリ3つを比較してみました。
比較アプリはこちらの3つ。
Meitu
PhotoDirector
カメラ360
元画像はこちら
比較した項目は以下。
被写界深度
背景ボカすやつです。これはどのアプリも自動で人物を認識して、背景だけボカしてくれます。
Meitu
PhotoDirector
Camera360
人物切り抜き・背景置換
人物だけ切り抜いたり、それによって背景画像を変更する機能です。
Meitu
「背景透過」という項目からおこなえます。自動で「身体」や「背景」と識別してくれて、ワンタッチで切り抜きができます。それぞれ身体や背景を個別に選択でき、フィルターの適用や背景色の変更、背景パターンの変更が可能です。
切り抜き箇所を修正したい場合も「修正エリア」から細かく修正ができます。
PhotoDirector
「背景の消去」からおこないます。
「背景アート」から人物を切り抜いて背景を当てることもできますが、↑の「背景の消去」でも「背景アート」でも、細かい切り抜き指定が難しいです。切り抜きたい部分を選択する際拡大ができずに、左上の少しだけ拡大される小さい画面を見ながらどうにか選択するしかありません。不便。
Camera360
「編集」>「切り抜き」からおこないます。
「写真を追加」で背景画像の変更もできますが、「背景」で色をつけてからじゃないと人物の元画像が背景状態になっていてレイヤーで追加した画像が人物より下の階層にならないので注意。
空の置き換え
文字通り空の色味を変更させます。
PhotoDirector
「空の置き換え」機能で文字通り空がまるっと置き換わります。色味どころかPhotoDirectorは空まるごと別の空の画像と置き換わります。
ついでにPhotoDirectorは動いてる空として保存することも可能です。(静止画としても保存可能)
Camera360
「編集」>「魔法の空」で対応してますが、既存の空の上に別の空のフィルターをかけているだけ、といった感じなのでPhotoDirectorほどがっつり空は変わりません。
コラージュ
異なる画像を組み合わせて1枚の画像にする機能です。よくメンテタグの時に使われたりしてます。
Meitu
とにかくMeituはコラージュの自由度とやれること、表現の幅が広いです。画像同士のつなぎ目をボカす表現や枠のコマ割り、コマの丸さ等も自由に調整できます。
また、「写真編集」からではなくTOPから「シームレスコラージュ」を選択すると、画像同士の繋ぎ方をより細かく指定できます。
PhotoDirector
あまり細かい調整はできませんが、画像の枚数に対するテンプレートがあるのでそこにハメていく感じになります。
オーバーレイ
PhotoDirector
「オーバーレイ」>「ブレンド」や「オーバーレイ」>ライトリークで画像の上に光の表現や画像を重ねたりできます。ブレンド、レンズフレア、ライトリーク、スクラッチ、グランジ等があります。
また、「フィルター」>「エフェクト」からでも光の表現が追加できます。
Camera360
「写真を追加」で自前の画像を重ね合わせのモードを指定して追加することができます。用意されたエフェクトがないのでやや使い勝手が悪いです。
窓の影
キャラクターの全面に窓の影を追加する機能です。
Meitu
PhotoDirector
Camera360
フレーム・テンプレート
用意されたフレームやテンプレートを元に作成できます。MeituとCamera360はレイヤーの概念があるので、テンプレート内で不要な要素があれば非表示にすることができます。
Meitu
テンプレートはレイヤーで調整ができますが、フレームは調整できません。
PhotoDirector
テンプレートにレイヤーの概念はありません。
Camera360
テンプレートはレイヤーで調整できます。
ころころスタンプ
プリクラによくあるころころスタンプです。Meituは種類がとても多いです。
Meitu
PhotoDirector
高画質化
画像の解像度を上げて画像自体も滑らかに修正してくれます。
Meitu
元の画像に忠実に、最小限の滑らかな修正を施す感じです。
PhotoDirector
「ツール」>「AI高画質化」で加工します。結構綺麗に仕上げてくれるのですが、「人間」ベースになるので種族固有の鱗や顔の模様等は消されがちです。
化粧
ワンタッチでお化粧してくれる機能です。
Meitu
全体的に施すのと、部分的に修正することができるので好みにカスタマイズできます。キャッチライトで目に光が入るので目がどんよりしてる場合にも簡単に修正できます。
PhotoDirector
コンシーラーとリシェイプくらいしかないので化粧をするには使えません。
Camera360
Meituと同じく全体的に施すのと、部分的に修正することができますが反映結果とバリエーションがあまり豊富ではありません。
加工アプリの比較はざっくりと以上です。あくまで現時点(2024/01/23)の状態なので、今後のアプリアップデート等で新機能は搭載されていくでしょうし、不便な部分も修正されることと思います。
是非お気に入りのアプリを見つけて加工SSを楽しんでみてください。